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オシャレな男性になる一番簡単な方法(ビジネス編)

先日、久しぶりにすごいファッションを見かけた。40代半ばの経営者らしい男性だったが、首には金色の極太ネックレス、腕には同じデザインで揃えた金のブレスレット、指には巨大な金の指輪。そしてやはりというべきか、ゴツすぎる金色の腕時計がキラキラと輝いていた。

お気に入りのファッションらしいが、その異様な感じ、時代遅れのコーディネートは悪目立ちし、周囲から冷ややかな視線を集めていた。

イケてるつもりが、イケてない――。

じつは、ビジネスの世界でもよく見られることだ。頑張ってオシャレをしたつもりなのに、反対に悪目立ちしている男性は少なくない。
例えば、6~7年前にブームとなった異様につま先の長い「トンガリ靴」、Yシャツの襟のボタンが2つも3つもあって襟の裏地だけデザインが異なる「派手シャツ」などは好例だろう。さすがに最近は見かける機会も減ったが、当時は靴とYシャツだけやたら悪目立ちしているビジネスマンは多かった。

もちろん、ファッションは自由である。ただ、ビジネスの世界ではそう単純にいかない。なぜなら「あの人、何か仕事できなさそう……」とか「社会人として品にかける」とか、実際のビジネスにまで影響を及ぼすからだ。

事実、とある経営者は当時こんなことを言っていた。

「トンガリ靴を履いた社員は絶対に帯同させませんね。恥ずかしいですから」

本人も気づかないうちに損をしている可能性は高い。やはり、見た目は重要なのだ。
では、男性ビジネスマンはどこに気を付ければいいのか――。

先日、プライベート服でのオシャレ術を「オシャレな男性になる一番簡単な方法」として当ブログに書いた。そのビジネス版を考えたとき思い出したのが、ファッション誌に3年ほど連載していた男性ビジネスマン向けの「失敗しないコーディネート」の話だ。そのポイントを要約すると以下の2つになる。

正しいサイズ感

一番のポイントは洋服のサイズを合わせることである。ジャケット、Yシャツ、パンツ――。男性はこの3点で勝負するしかないのだから、まずは基本となる「3つの見た目」をしっかりすること。それだけで誠実な印象が生まれる。

とりわけ「大きすぎるジャケット」には注意したい。肩口がブカブカな状態はだらしない印象を与える最大の要因となる。ジャケットは相手の目が一番向かう場所のため、わずか2センチ大きいだけでも野暮ったいイメージを決定づけてしまう。事実、どの世代でもこのパターンがもっとも多い。

一方、「小さすぎる洋服」も要注意だ。

近年、スッキリ感を強調するためだろうか、ジャケットもパンツも短く小さくする「短小スタイル」が流行っている。流行に敏感な20~30代に広まっているが「極度に小さすぎる」のはNGである。

例えば、お尻がほぼ見えるほど着丈の短い「短ジャケ」をよく見かけるが、まるで学生の短ランのようではしたない印象を与える。スーツの本場である欧米ビジネスマン、あるいは日本の経営者、役職の高いビジネスマンたちの服装を見れば明らかなように、誰も短ジャケを着ていない。おかしいからだ。

同じく、短すぎたり細すぎたりするパンツもご法度だ。「それ、クロップドパンツ?」と思うほど短い裾はバランスが悪いうえカジュアル感も強く、時と場合によってはビジネスマンとしての常識を疑われるかもしれない。そもそも、男性ビジネスマンの足元は常にチェックされている重要なポイントだ。

ほどよい素材感

ジャケットにしてもシャツにしても、なるべく素材にはこだわった方がいい。決して高級品であればいいというワケでなく「自分の年齢に恥ずかしくないレベルの洋服を着よう」ということだ。

膝詰めの商談だったり、小さな会議室でのプレゼンだったり、相手との距離が近いほど洋服の良し悪しはハッキリ見えるもので、それを決めるのが「素材感」である。

素材へのこだわりはビジネスにおいても細部までこだわる「気配り」を意味する。
まずは正しいサイズのスーツで誠実な印象を与える。それに加えて素材感が良ければ、もう言うことはない。シンプルに美しいこと。これが一番かっこいいビジネスマンの姿である。

生地がペラペラの安っぽいスーツ、縫製のよくないシャツなど、悪い素材ほど遠目からでも一瞬でバレてしまう。せめて商談やプレゼンといった重要なシーンでは最大限まで素材感を上げたい。印象がまるで異なる。

正しくオシャレをする2つのコツ

正しいサイズの洋服を着る――。
年齢に恥ずかしくない素材を選ぶ――。

結局のところ、男性ビジネスマンのオシャレの正攻法は「ベーシックな部分のルールを守る」ことにほかならない。例えば「ベルトの色と靴の色を合わせる」のもルールの1つだが、男性のビジネスファッションはいつの時代もそう変わらない。基本を踏まえつつ、ジャケパンに挑戦してみたりパンツをやや細身にしたり、時代に合わせて軽くカスタマイズする程度がベストなのだ。

お尻が出るほどの短ジャケ、くるぶしの出すぎたパンツ、しかも素材は安っぽい――。

男性ファッションはベーシックな部分が変わらないからこそ、極端にズレた洋服は悪目立ちしてしまう。では、洋服を正しく買うコツは何だろう。1つは「ショップ店員のアドバイスを鵜吞みにしない」ことだ。

「みなさん着てますよ」「これが今のトレンドです」

職種や好みも聞かず、また年齢もお構いなく、やたらと「売り筋商品」をススメてくる店員には耳を貸さない方がいい。

なぜ、ファッション的におかしな「トンガリ靴」や「派手シャツ」があそこまで流行したのか――。「この商品やっぱりヘンだよな」と思いつつ店員が売り広めた結果であり、「この商品がイケてるのか」と買ってしまった人が多かった証拠でもある。

とはいえ、流行に手を出してみたい気持ちが分からないでもない。そこでもう1つのコツは「女性に意見を聞いてみる」ことだ。女性の同僚や友人、気心のしれた女性部下などに「このデザイン、どうかな?」「着丈、短すぎない?」など、単刀直入に尋ねてみるのだ。

女性は思いのほか男性ファッションに敏感であり、とりわけトンガリ靴や短ジャケといった「やりすぎファッション」に嫌悪感を示す人は少なくない。そこでコーディネートの変わり目である4月と10月など、定期的に女性からアドバイスをもらうと効率的だろう。おかしな箇所を修正してもらったり、ついでにオススメのコーディネートを聞いたりすれば一石二鳥となる。

シュールな漫才を得意とする「和牛」の人気ネタの1つに「洋服屋の店員が苦手」というものがある。オシャレを気取る男性ショップ店員と、彼の言葉尻を捕らえる偏屈な男性客のバトルがとてもリアルであり、消費者の潜在心理をえぐっている。

が、何より面白いのは、客が店員のアドバイスにまったく耳を貸さないことだ。客はオシャレに興味はある。流行が嫌いなワケでもない。ただ、店員が洋服をアイテムと呼んだり帽子で遊ぶと言ったりする「流行かぶれした言葉づかい」が気に食わず、まったく耳を貸さない。

おそらく多くの消費者がこっそり感じている本音だろう。そんな店員に平然と立ち向かう客の姿が笑いを生むのだが、逆にその「流されないスタイル」にはオシャレのヒントが隠されている。

明日から9月。まだまだクールビズが続くとはいえ、涼しくなりはじめるとカーディガンを羽織ったりジャケットを秋らしくしたりと、男性のファッションセンスはむき出しになる。

あの人はダサいのか、自分はイケてるのか――。
ぜひ、オフィスを見回してほしい。オシャレなビジネスマンほど「正しいサイズ感」「ほどよい素材感」という2つの基本を守っているはず。

◆Yahoo!ニュースなど多くのメディアに転載された2018年以前のブログは↓

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